研究計画ゲノム解析

ゲノム解析及びそのデータの生物情報・統計学的解析をパイロット研究として実施し、生物情報・統計家の人材育成と統合解析手順の開発・評価を行います。


次の保存試料の一部を用いて、ゲノム解析及びそのデータの生物情報・統計学的解析をパイロット研究として実施し、生物情報・統計家の人材育成と統合解析手順の開発・評価を行う。

  ・多目的コホート研究(JPHC)OMICS研究におけるゲノム試料 (ゲノム倫理指針における研究実施前B群及びC群試料等の利用として倫理審査委員会承認(2011年8月25日)・研究許可(2011年8月30日))、

戦略推進費による新規コホート次世代多目的コホート研究(JPHC-NEXT)国立がん研究センター検診受診者コホート(RCCPS)によって収集されるゲノム試料 (いずれもゲノム倫理指針における研究実施前A群試料等の利用として個別の研究計画を倫理審査委員会に承認申請予定)

 

2011年度には任期付き常勤職員の雇用を含め、本研究専任のゲノム解析実験系・情報系チームを組織し、数百検体以上のゲノム多型解析を行います。

2012-2013年度には予算等を勘案しつつ計数千件のゲノム解析を実施します。遺伝統計学的解析に加え、主たる疾患としてがんに焦点を当てて生活習慣・環境要因や、その他の検査値等とのクロス解析を実施する計画です。また、リシークエンシングやエピゲノム修飾の解析等の塩基配列多型以外のゲノム試料の網羅的解析を行い、今後10-20年後に本格化する次世代分子疫学コホート解析において予想される必要技術・情報の予備的検討を通して、一般健常日本人ゲノムの特徴や、疫学的規模のゲノム解析に必要な各種研究資源・体制・データベース構造・データ解析・保護技術等に関する基礎的情報を提供します。

さらに、「バイオインフォマティクスの解析力を強化するため、その人材育成に努めます。


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