調査票情報収集と統合に関する検討
生活習慣・環境等を把握するための調査票について、次世代多目的コホート研究(JPHC-NEXT)と日本多施設共同コホート研究(J-MICC STUDY)など各コホート間の相違点について確認し、統合する場合の精度管理方法を確立します。
国立がん研究センターを中心に1990年より開始している多目的コホート研究(JPHC:調査票13万人、ゲノム解析可能な血液試料6万人)、2011年より開始した次世代多目的コホート研究(JPHC-NEXT)と、10万人を目標にコホート構築を進めている日本多施設共同コーホート研究(J-MICC STUDY)(2010年度までに5万4千人)では、それぞれ異なる調査票を用いて行われています。
両調査票の個別項目の相互変換方法を検討します(2011-2012年度)。すなわち、JPHC-NEXT研究地域及び連携コホートから数百人程度を対象として、J-MICC STUDYの調査票を実施することにより、調査票の違いによる同じ生活習慣項目の回答差を検証し、その可否も含めて相互変換方法を決定します。
さらに、定義の異なるコホート間の対象者特性の差についても検討し、集団差の大きさに関する基礎資料を提示します。